写真提供TOTO通信/写真:傍島利浩
 骨太肉厚の軸組構造にツーバイーフォーの壁枠組構造の強度を併用した耐久・耐震工法の採用で2代、3代と永く住み継げる長寿住宅です。




 「現代民家」は骨太肉厚材による木軸住宅。

 柱は140mm角の、梁は140mm×286mmの集成ムク材が使われています。集成ムク材とは、ムク材の弱い部分を取り除き、丈夫で相性のいい部分だけを組み合わせた優れた材料で、強度はムク材の1.5倍。十分に乾燥させた材を組み合わせることによって、狂いや割れが発生しにくいという利点もあります。

 素材は北欧のパイン材。北欧の森で育ち、現地で製材加工され「現代民家」のために輸入される、美しく素性がよく加工しやすい素材です。

 天然素材としての木が断熱性能、保温性能にも優れていることはよく知られていることですが、あわせてこのパインには、木の恵みともいうべき「いやし」の効果や、ダニ、カビなどの繁殖を抑える除菌効果もあります。

 「現代民家」"素足の家"はまさに理想的な健康住宅でもあるのです。
良質銘柄杉の大黒柱240mm角を使用したリビングダイニング(国産杉製材シリーズ)  

 構造は伝統の古建築に習い、碁盤の目状に柱梁を配置する格子(グリッド)設計を採用。構造に沿う間取りで木造の強度が保証され、コストダウンが図れます。
  真壁をカラーコーディネイトしたダイニング

 

 雰囲気を損なわず採光や風の道効果を考えた様々な工夫。なかでも気配窓は、家族のコミュニケーションを配慮したアイデアです

 白木(ソフトウッド)の文化は素足の文化。
針葉樹の柔らかく暖かな感触を素足で直接味わう、木に囲まれた豊かな暮らしがここにあります。

吹抜けの気配窓とトップライト 子供部屋・寝室の設計コード  
 
スペースを有効に活かす高床下ストレージ